お菓子作り

 

お菓子作りにおけるマリエンホーフ・リケールの楽しみ方

著;「キッチン山田」ヤマダノリコ様

素敵なリキュールをお菓子作りに使いたい、と思ってもどんな使い方をして良いのかわからない、そんな方への提案です。ただやみくもにリキュールをふりかけるのではなく、そのお菓子の主役が何なのか、それを見極めた上で効果的にリキュールを取り入れて、お菓子作りの幅を広げてみてください。


① クリームにリキュールを混ぜてみる

桜のマカロン(バラのマカロン、スミレのマカロンなどにも)

マカロンが上手に焼けたら、間に挟むクリームや、ジャムにマリエンホーフのリキュールを混ぜてみましょう。

例えば、塩漬けの桜の花の塩を抜いたら桜のリキュールにしばらく漬けて刻んだものを、桜のリキュールを加えたクリームに混ぜてマカロンに挟めば、お花見の席にぴったりのマカロンが出来上がります。作り手の工夫次第でいろいろなマカロンが出来ますよ。

② 上掛けのグラスにリキュールを混ぜてみる

トランシュ・ア・ロランジェ (オレンジ風味の切り菓子)

ビスケット生地の間に挟まったのはフレッシュオレンジの果汁を混ぜたフィリングですが、焼き上がりに粉砂糖をマリエンホーフのブラッディオレンジリキュールで溶いて作ったグラスを刷毛で塗っています。フィリングにブラッディオレンジリキュールに漬け込んだオレンジピールも入れていますので、口の中に入れるとオレンジの香りが広がります。

 

③ 焼き上がりにリキュールを直接しみこませる

チョコレートとオレンジのマーブルケーキ

チョコレートの生地とフレッシュオレンジを使った生地、2種類を合わせたマーブルケーキですが、焼き上がりの熱いうちにマリエンホーフのブラッディオレンジリキュールをたっぷり浸み込ませることで、ワンランク上のケーキに仕上がります。リキュールを浸み込ませたらアルミホイルでしっかり包んで香りを逃がさないようにしましょう。

 

 

④ ゼリーに閉じ込める

苺と白ワインのムース

ムースの上に仕上げとして流すゼリーに、牛乳羹で作った桜を浮かべた仕上げです。中の苺の風味が主役ですから、ほのかに香る程度に桜のリキュールはゼリーに加えています。こういう時のリキュールの使い方は決して前面にでないようにするのがポイントです。わかる人にはわかる、という程度が肝心です。

 

 


⑤ リキュールを主役に使ってみる

バラとライチのムース

マリエンホーフのローゼンリキュールは、堂々主役を張れる魅力的な素材です。バラの香りがするといわれるライチをローゼンリキュールでマリネして、ムースにもローゼンリキュールを加えます。仕上げに流すゼリーもローゼンリキュールを加えるので、口に入れた瞬間に豊かなバラの香りが広がります。食用のバラの花びらをゼリーに浮かべれば、それはそれは華やかなお祝いのケーキになります。こういう時は使用するフルーツのほうが脇役になりますね。
この他にもいろいろとリキュールを使ったお菓子へのアプローチ方法があるかと思いますが、まずはリキュールの味を覚えてどんな素材に合うか、試行錯誤することから楽しんでみてはいかがでしょうか?

ブレーメンの音楽隊

横浜市青葉区美しが丘1-9-16 平野ビル6-202

スイーツクラス講師

「キッチン山田」 ヤマダノリコ

 

ヴイオラ・リケールのクリスタルゼリー

ゼリーのカットにより光を反射してキラキラ輝くゼリーとブラマンジェ。

 

製作;「キッチン山田」ヤマダノリコ先生

 

 

パンナコッタとヴイオラリケールの七夕菓子

ゼリーの中に、七夕の夜空にうかぶ星に見立ててあるのは、金箔だそうです。

 

製作;「キッチン山田」ヤマダノリコ先生

 

 

ザクロ・リケールのサヴァラン

通常はラム酒をつかうところ、ザクロリケールをたっぷり染み込ませた特別のサヴァランは何とも爽やかで真夏のデザートに感動するくらい美味!オリジナルより良いかも、です。一緒にサーブされたベリーも名脇役でした!

 

製作;「キッチン山田」ヤマダノリコ先生